2024年もそろそろ終わるので、今年のゲームlogとして11月までにプレイしたゲーム10作品について紹介しようと思います。10という数字に意味は無いですが、たまたま紹介できるゲームが10個だったので… 順番はほぼプレイ順。
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BLACK SHEEP TOWN
プレイ時間45時間。SWAN SONGで有名な瀬戸口廉也というシナリオライターが手掛けた群像ノベルゲーム。数年前から名前だけ聞いていた作品であり、友人のススメをきっかけにプレイしました。
BLACK SHEEP TOWNもじわじわ進めてると面白くなってきた pic.twitter.com/Pg5qpDnlHg
— カマタ (@kamata_fe0) December 17, 2023
ポストアポカリプス的な世界感で超能力をめぐって緊迫感のあるシナリオ展開が面白い。複数のキャラ視点で進むオムニバス形式で、キャラや人間関係を掴んでハマるまでが少し長かった。字にもクセはあるが、独特な世界観で生きるキャラがわかってくると徐々にのめり込みました。展開でちょっと好きじゃない、気になるところも多々あるけど、骨太ノベルゲームを遊べたのは満足。なおキャラクターは基本的に可哀想。見土道夫がサァ~…
未解決事件は終わらせないといけないから
プレイ時間2時間。個人的に非常にオススメしやすいゲームで、しばらくは勧め続けると思う。理由はゲームで得られる体験が唯一無二なうえ、プレイ時間にして2時間程度(おそらく、長くても3時間)でクリアできる圧倒的なプレイしやすさ。
2時間で終わるゲームと聞いて始めたらホントに2時間で終わった。面白かった~#未解決事件は終わらせないといけないから pic.twitter.com/B902eW3Ts7
— カマタ (@kamata_fe0) January 21, 2024
ジャンルとしてはテキストベースのアドベンチャーゲーム。基本的な進め方は、TwitterのようなUIで表示された『誰かのセリフ』を登場人物ごとに整理してパズルのように当てはめていくというもの。ヘンテコなシステムだけど、状況が二転三転していく過程が非常に面白い。時間と新しさの両輪で非常にコスパが良いゲームでした。
不思議のダンジョン風来のシレン6 とぐろ島探検録
不思議のダンジョン風来のシレン6 とぐろ島探検録(Steam)
プレイ時間100時間。言わずとしれた元祖不思議のダンジョン。発売前は「貧相なグラフィックだな…これだと面白いものも面白くなくなるんじゃ?」と思っていたけど大反省。グラフィックは別に良くないけど、死ぬほど面白いゲームでした(デッ怪ラッシュを除く)。
#風来のシレン6 #NintendoSwitch pic.twitter.com/kJc8KNykHC
— カマタ (@kamata_fe0) March 4, 2024
ゲーム開始直後にダンジョンボスから始まる(しかも倒すと普通に進行)など、過去作をプレイしてもしていなくても面白い導入。細かいUIの配慮やテンポ等、良いところは枚挙に暇がない。HPがすぐ回復するのもリソース管理のストレスを減らして局所的な修羅場のくぐり方に注力させるデザインもすごく好みだった。
裏ダンジョンは「とぐろ島の神髄」までクリア、「裏神髄」やDLCは未プレイ。どこかでプレイするかも。
SANABI
プレイ時間10時間。シナリオが秀逸なアクションゲーム。一部のステージ・ボスを除いて基本的に難易度は低めだが、ワイヤーアクションで都市を自在に飛び回るのがとても爽快。
SANABI、アクション中のセリフ表示とかもあるのいいな
インティアクションを彷彿とさせる pic.twitter.com/dP1bNGjlF1— カマタ (@kamata_fe0) April 13, 2024
『マリ』と『サンナビ』を巡るシナリオが面白いが、幕間での非常に凝った演出も含めて必見。ドットなんだけどビジュアルやアニメーションは非常に豪華。大作ばりのコストがかけられていそう。
ユニコーンオーバーロード
プレイ時間50時間。FEやTOのオマージュを隠さず見せつけるヴァニラウェアからお出しされた戦略シミュレーションゲーム。リアルタイムストラテジーではあるものの、停止コマンドはあるので急ぐ必要は無いためFEをプレイする感覚で遊べる。
#ユニコーンオーバーロード #NintendoSwitch pic.twitter.com/fvlAEoBDoV
— カマタ (@kamata_fe0) March 13, 2024
キャラクターが魅力的で、尖った性能差ゆえに愛着が湧きやすいのもFEゆずり。特徴としてはパーティを構築すると、HPや敵編成の条件に応じた各ユニットの行動をあらかじめ決めておくことができるというもの。構築の時点でユニットの弱点や強みを最大限にフォローして活かす面白さがあります。まったく意味の無いコマンド条件のまま終盤まで進めていたのは内緒。
今作で面白いのは乱数判定を含めた戦闘結果が戦闘前に表示される点で、陣形を変えるだけで戦闘結果が大きく変わり、より良い結果を選べてしまうというところ。もちろん行動や装備を変えて対応・・・ということもできる。戦略ゲームとしては矛盾してそうなシステムだけど、このゲームでは個々のユニットの戦闘よりどう動かしていくのかのほうが重要なので、テンポや不快感を減らす意味だったり、プレイヤーの介入の結果を即座に反映させるという意味で悪くなかった。
神無迷路
プレイ時間4時間。体感6時間くらいだったハズなのでSteamの実績ミスかも。「かまいたちの夜」をオマージュしたフローチャート式サスペンスホラーADV。私はフローチャート式のADVが好きなのできっちり楽しめました。
神無迷路やり始めるか pic.twitter.com/yZHqlObqzT
— カマタ (@kamata_fe0) May 18, 2024
閉鎖された地下空間で起こった事件の謎に迫る…というシナリオですが、ミステリーよりはSF寄りかも。少なくとも、初代「かまいたち」のようなネットリとしたホラーではなく、死亡シーンも突然死のような状況が多めで、主人公と一緒に施設や人物の謎を解いていくのが本筋。あるエンディングを見ることで分岐が解放されていくタイプで、実質的には一本道。選択肢の箇所やそれに応じた展開変化は多いため、エンディングを埋めていく過程が面白かったです。
8番のりば
プレイ時間2時間。普通のゲームとして扱っていいのか疑問なジャンルではあるが一応掲載。
8番乗り場、今日か明日にでもやるか pic.twitter.com/m8PGTFJoAi
— カマタ (@kamata_fe0) June 1, 2024
”異常”を探しながら車両を進み脱出を図るゲーム。謎が表示されないバグに遭遇したおかげで20分くらいハマった。前作(8番出口)では『気付かねぇよ!!!』と言いたくなるような異常が何個かあったが、今回は異常は明らかにわかるものが多く、どう対処するかという点に重きをおかれていた点が良かった。
Inverted Angel
プレイ時間7時間。深夜に訪ねてきた少女をどう認識するかでシナリオが大きく変わるADV。分岐では文章を入力すると、AIがある程度意味を汲み取ってくれる。
やりたかったのを思い出してInverted Angelを始めた pic.twitter.com/0W7rhRbfhF
— カマタ (@kamata_fe0) October 6, 2024
分岐に至るヒントの出し方やシナリオ内容が個人的に好みではなかったので超オススメとはいかないが、文章で分岐させるシステムやシナリオの転がし方は独特で面白かった。攻略を見ずに最後までプレイするのはおそらく難しいので、分岐が思いつかなくなったあたりで攻略を見ると良いと思う。
アストロボット
プレイ時間15時間。 2024年度GOTYに輝いた傑作で、PS5を持っている人は絶対プレイしたほうが良いと思うほど凄いゲーム。やらないとわからない系統の面白さなのがもどかしい。
やりたかったのを思い出してInverted Angelを始めた pic.twitter.com/0W7rhRbfhF
— カマタ (@kamata_fe0) October 6, 2024
ゲームとしてはステージクリア型の3Dアクションで、単純にアクションそのものの体験は良作レベル。このゲームの唯一無二な点はPS5コントローラDualsenseの性能をふんだんに生かしたゲーム内とのインタラクション性。
このゲームはコントローラからの振動と音、力フィードバックによるゲーム内の表現精度が今までのゲームと一線を画しており、さながらVRゲームのような感覚を持たせる。金属の床をロボットが走るときの反発感、雨が傘を叩く感触、雪を踏みしめた時の絶妙な硬さ、水の中を泳ぎ進む感覚をプレイしながら味わうことができ、誇張ではなく歩いているだけで楽しいゲームだった。良作レベルといったアクションもこれらの感触を積極的に楽しめるようなつくり(手触りをヒントに解く謎解きや、トリガーに手ごたえを感じる装備など)になっており、毎ステージまったく異なるギミックが用意されています。デバイスとソフトのまさに相乗効果で楽しめました。
ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン
プレイ時間50時間。アバロン帝国の皇帝として勢力地域を広げつつ、魂と能力を継承しながら数百年以上かけて”七英雄”との戦いに挑むRPG。SFCロマサガ2のフルリメイクとして非常に評価が高いです。通称リベサガ。
セブンスターのサガ、見せていくか pic.twitter.com/p8bdvRBOWT
— カマタ (@kamata_fe0) October 24, 2024
原作で面白い要素だった「技の閃き」「皇帝継承」「フリーシナリオ」は原作をほぼ忠実になぞる形で再現されているだけでなく、原作では隠されていたキャラごとの閃き適正だったち、クエスト別の目的地の表示などが追加されていて非常にわかりやすく遊べるようになりました。サガを知らない人にも勧められるゲームとよく言われていますが、周囲でも初サガでリベサガをプレイして高い評価を下している人が非常に多いです。私は原作SFC版はリアルタイムではないもののプレイしていたので、難易度はハード相当のオリジナルで進めました。
キャラデザインが非常に良いのも成功した理由だと思っていて、仲間にできる各職業のキャラたちは3Dモデルのグラフィックやデザインの出来もかなり高いです。
また、とにかく戦闘のテンポが良い。後半になると特殊な演出が入る大技が増えてきますが、大技であっても演出は短時間に設定されている点が好印象でした。戦闘面の追加要素では『弱点』『連携』が追加されており、弱点をつくと溜まるゲージを使うことで高い威力で攻撃ができるという従来の『連携』とは異なる仕様。個人的には、従来の連携に囚われずロマサガ2の面白さである多様な武器種を活かした良い追加だと思っています。
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今回上げた作品以外だとソーシャルゲーム、対戦ゲーム、前後編分割ゲームなどをプレイしていましたが、書き始めるときりがないので買い切り一人用ゲームに絞って紹介。
毎年思いますが、なんだかんだで20作前後しか新作をプレイできていない状況。来年はもっと多くプレイできるといいな…。特にADVはサクッとプレイできて面白いのでできるだけ沢山やりたいですね。
今回はここまで。読んでいただきありがとうございました。