先日発売された、白き鋼鉄のX(イクス)2をクリア。
久々にガッツリ2Dアクションを楽しめました。
プレイ時間はノーマルモードは5~6時間、ハードモードは10時間程度。
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白き鋼鉄のX2紹介
ロックマンXの流れを汲むスタイリッシュ2Dゲーム
本作はドット2Dアクション「ガンヴォルト」シリーズの外伝であり、本編でダブル主人公だった「アキュラ」が主人公の作品。敵ボスを倒すと特殊武器が使えたりとロックマンシリーズを思わせる要素が強い。
そもそも制作元のインティ・クリエイツはロックマンシリーズを手掛けていた集団でもあり、過去作からの期待に応える精巧なドットと爽快アクションを現代で表現しています。
攻略感想
本作の魅力
昔ながらのハイクオリティ2Dアクション
ステージ途中に嫌らしく配置された敵や強いボスに対し、やられながらも動きを覚えて対処する感覚はやはり楽しいもの。
画面を埋め尽くすような敵の攻撃にもしっかりと回避方法があったり、連続攻撃をかわしきった時の気持ちよさは格別です。
ボスのHPが少なくなると使用してくるSPスキル。本作ではカットインがLive2D調アニメになっています。
ガンヴォルトシリーズの特徴であるHPが0になった時の復活「ソングオブディーヴァ」も健在。
ステージの壁や敵を跳ね回るブリッツダッシュ
アキュラのアクションで一番爽快なのが、「ブリッツダッシュ」による高速移動です。
ロックマンX・ゼロシリーズのエアダッシュに近いものですが、ブリッツダッシュはより高速で移動距離も長いです。
さらに壁やに当たるとピンボールのように跳ね回ることができ、敵に当たると「ロックオン」状態になり、この状態になると離れたところから必中の遠距離攻撃を飛ばすことができます。
ステージを高速で進みつつ敵に衝突し、ロックオン攻撃で仕留めていく・・・という簡単操作ながら爽快・スタイリッシュなアクションが楽しめます。
一方で地上アクションはというと今作ではゼロシリーズを思わせる地上三段切りが新登場しており、敵をスパスパ切り裂いて進むこともできます。
惜しかった点
過剰な救済措置”ヒーリング”
本作の新規要素”ヒーリング”はアキュラのHPを全回復させるスキルですが、なんと使用回数に制限がなく、何度でも使えます。
つまり、ヒーリングを忘れさえしなければ絶対にゴリ押しでクリアできてしまうのです。
いかに敵の攻撃を避けて敵を倒すかという点がアクションゲームの醍醐味なのに、ゴリ押しを推奨するようなシステムってどうなの?
そもそもガンヴォルトシリーズにはHPが0になった時にその場で復活する「ソング オブ ディーヴァ」があり、今作にもしっかり存在しています。それに加えてこのヒーリングなので、明らかに過剰。
ヒーリングがあればHPが0になることは穴に落ちる以外には無いので、せっかくの復活演出も発動機会が無くなってしまっています。
過去作ではヒーリングの代わりに敵の攻撃を無効にする「カゲロウ」があったのですが、ダメージを受けない代わりに移動エネルギーを消費するといったデメリットがあったり、一部の強敵ボスは無効化する攻撃を使ってきたりするため、結局は攻撃を避けることが求められるシステムでした。
せっかくの多彩な敵のアクションもパフォーマンスでしかなくなっているため、せめて使用回数をつけるべきでしたね。
※もちろんハードモードでは使用不可になっています。が、実質イージーモードからハードモードに一足飛びした感じの難度差になっているので、それも踏まえてどうなの!?って感じです。
前作より爽快感Down
アキュラのアクションは、代名詞とも言えるブリッツダッシュで壁を跳ね回り空中で次々と敵を倒す・・・というものなのですが、前作・前々作では空中で3回まで使えたブリッツダッシュが今作では1回しか使えなくなっています。
そのため敵を次々ロックオンしながら進む・・・といった行動ができなくなっており、いちいち着地しないといけないのでテンポが損ねられています。
三段斬りについてもロックオン状態だと使えなかったり、もう一歩調整がほしかった。
おわりに
期待どおりのアクションゲームであり、ハードモードはまさに「死にゲー」でひたすらボスのアクションを死に覚えする必要がある難易度。結構なやりごたえがありました。
ヒーリング等の新要素での調整不足感が惜しまれますが、新要素を取り入れていかないといけないのはわかるので難しいところ。
それでもやってしまうので、なんだかんだで高難度のアクションゲームはハマっちゃいますね。それでは。